現場での成長こそが、成果への近道
プロセスを変えるだけでは、成果はすぐに頭打ちになります。
そこで働く人々の行動が変わるからこそ、より大きな成果へとつながるのです。
アジャイル開発に必要な人材を育成する
システム開発における最大のムダとは何か?
私たちは、この問いに対して「人材を有効に活用できないこと」と答えます。
現在、システム開発のコストの大半を人件費が占めているのは疑うことのない事実です。そして、システム開発の現場は日常的に忙しく、残業が常態となっているほど、現場の人は時間を費やし、身を粉にして働いています。しかし、その働きのほとんどがビジネス価値を生み出しているとは言い難い状況です。皆さんが精力的に行っているその仕事が、ビジネス価値にほとんど貢献できていないとしたら、どのような気持ちでしょうか。
新人の仕事の仕方は気になりませんか?
やる気に充ちあふれ、あんなに一生懸命に働いていますが、先輩から見るとムダな動きばかり目につくのではないでしょうか。ちょっとしたアドバイスをするだけで、ムダな動きは激減するでしょう。
リーダーの仕事は進捗管理ツールと向き合うことでしょうか?
ツールに振り回され、データの整合性を合わせることに忙殺されているリーダはいないでしょうか。チームをけん引していくことと、データを整合させることのどちらが重要かはおわかりでしょう。
進捗会議の報告資料の作成に半日以上も時間をかけるべきでしょうか?
週に一度の進捗会議の報告資料を作成するのに、メンバーの手を止めて情報を収集しなければ、最新の進捗状況が分からないのでしょうか。いつも進捗状況が最新になっている仕組みを導入すれば時間は短縮できるでしょう。
私たちは、このようなムダを見つけること、そしてそれを取り除くことで、システム開発に関わるすべての人が適正な価値を持続的に得られるように支援いたします。
私たちが人材育成をお手伝いします
天野 勝
コンサルティングセンター センター長
プロフィール
総合電機メーカーの情報システム部を経て、2002年10月より現職。オブジェクト指向をはじめとするソフトウェア開発技術および、アジャイルソフトウェア開発手法の導入に関するコンサルタントとして活躍。現在、ソフトウェア開発現場を楽しいものとするため、アジャイルソフトウェア開発の実践/コンサルティングから得られた知見をもとに体系化した、チームファシリテーションの普及に注力している。
- オブラブ 元事務局長
- けぷた倶楽部 エバンジェリスト
- プロジェクト・ファシリテーター協会 副理事
- アジャイルプロセス協議会 運営メンバー
- 日本XPユーザーグループ 企画委員
- ソフトウェアテストシンポジウム 実行委員
- ETロボコン 審査委員
ヒトコト
2000年にアジャイルソフトウェア開発手法の1つであるXPを知って衝撃を受ける。それまで学んだ手法は、後で手直しするとコストがかかるため、手直ししないようにするためにどうするか、という考え方に基づいていた。しかしXPは、後で手直ししないということ自体が幻想であり、手直しのコストを低く抑えるためにどうすればよいか、という点に注目している。更に、つくるものだけでなく、つくる人にも注目し、持続可能な社会についてまでも言及されていた。ソフトウェア開発に関わる人が、今よりも少し幸せになる手段の一つとして、アジャイルの考え方を活かして欲しいと願っている。
家永 英治
アジャイルコンサルティンググループ
TDDコーチ/アジャイルコーチ
プロフィール
2003年 永和システムマネジメント入社。
2005年 角谷・t-wadaが加わっていたプロジェクトに参画。エクストリームプログラミングの現場を体験する。小さいフィードバックでのTDDを使った開発に衝撃を受ける。
開発プロジェクトでの実践を経験した後、近年は、アジャイルやテスト自動化のセミナー講師や導入コーチを行っている。
2015年3月に「スクラム実践入門」を共著で出版。
ブログ「時を超えたプログラミングの道」で執筆を続けている。
ヒトコト
ユニットテスト、リファクタリング、テスト駆動開発が好き。退屈な動作確認の反復、スパゲティコード化、修正時のバグ混入、などの不安に悩まず、自信をもって機能追加を続けることができるから。
朝会が好き。チームメンバーの笑顔は自分も元気になって仕事をはじめられるから。困りごとを早期にあぶり出し、協力して倒すと、とても気分がいいから。
バックログの優先順位付けとストーリーを使った対話が好き。作業を粛々と行うより、リクエストの裏に隠れたニーズを捉えて、誰かにとって本当に役立つものを提供する仕事ができるから。
スクラムが好き。より良くプロダクトを作るための、仕事の進め方の創意工夫は、現場を信頼し、現場に任せているから。
エクストリームプログラミングがとても好き。ネーミングに似合わず、顧客志向、人間性の尊重、技術的な卓越などエッジが効ていながらも、バランスのとれたアプローチだから。
齋藤 崇
アジャイルコンサルティンググループ
アジャイルコーチ
プロフィール
2006 年より永和システムマネジメントに勤務。
アジャイル開発手法の導入により、ビジネス側とエンジニア側が一体となって事業に取り組む姿を目の当たりにし、感銘を受ける。
こういった現場が少しでも増えるよう、現職ではプロジェクトファシリテーション/チームファシリテーションやアジャイル手法の導入をサポートしている。
ヒトコト
チームが自分事として捉え、自律して行動を起こせるようサポートして参ります。
木下 史彦
アジャイル事業部 事業部長
シニアコンサルタント
プロフィール
1976年、滋賀県生まれ。
1998年に同志社大学工学部卒業後、独立系SIベンダーにて組込システム、Webシステムなどの開発に従事。2005年、XP(エクストリーム・プログラミング)を開発の現場に導入。2006年、永和システムマネジメントに入社し、アジャイルなソフトウェア開発を実践/推進。2008年にカナダで開催されたAgile2008 Conferenceにてアジャイルプラクティスの実践事例を発表。2014年、現在のアジャイル事業部事業部長に就任し、アジャイルな組織運営を目指す経営層/マネージャー層への提案やヒアリングをはじめ、アジャイルプラクティスを実践している現場への指導や助言、自社担当グループの組織運営、社内のRuby/アジャイル関連プロジェクトのマネジメントやセミナーでの講演などを実施している。
ヒトコト
自身でソフトウェア開発の現場でアジャイルを実践すると同時に、日本のソフトウェア業界においてアジャイルを推進してきた。その中でいくつもの壁にぶつかり、「日本でうまくいった事例はあるのか?」「アジャイルはスキルの高い人しかできないのではないか?」「我々の開発は特殊だから」「我々の組織では使えないのでは?」など様々な意見を聞くことで気づいた一番大切なことは、「現実の文脈と人に照らして、どうしたら自分たちのソフトウェア開発を成功に導けるのかを真摯に考えていく」という当たり前のこと。ソフトウェア開発は生き生きとした人の活動であり、書籍やセミナーで紹介されている技法をそのまま現場で使用しても、プラクティスとしてうまくいくことは殆ど無い。プラクティスはスタート地点としては良いが、それを自分たちで考え、カスタマイズし、現場に適合させて初めて定着するものである。私は「自分たちで考え、工夫するためのヒント」を示し、自分たちの手でソフトウェア開発を成功させるための手助けをしたいと考えている。
平鍋 健児
代表取締役社長
チェンジビジョン代表取締役社長
プロフィール
1989年 東京大学精密機械工学科卒業、同年、NKK入社後、エクサにて3次元CAD開発に携わる。
1995年 永和システムマネジメントに入社、オブジェクト指向開発、アジャイル開発を推進し、UMLエディタastah*を開発。
2006年、astah*を世界マーケットに展開すべく、株式会社チェンジビジョン設立、同社代表取締役社長。
2015年、永和システムマネジメント代表取締役社長。
ビジネス効果を出しながら、ソフトウェア開発現場をより協調的に、創造的に、そしてなにより、楽しく変えたい。そのための仕組みと人材育成には、アジャイル開発が必須と考え、現場とともに実践している。
著書『アジャイル開発とスクラム〜顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』、など多数。訳書『リーン開発の本質』、『アジャイルプロジェクトマネジメント』など多数。
2008 Gordon Pask Award (世界で毎年2名、アジャイルへの貢献で受賞)
要求開発アライアンス、理事
DEOS ディペンダビリティ協議会、理事
アジャイルジャパン、初代実行委員長
ヒトコト
アジャイル開発の中心は、人。「ソフトウェアは人が人のために作っている」というモットーのもと、チームづくりと技術教育、ビジネスと技術の協調関係作りを並行して行う必要があると考えている。また、海外での講演も多く、Agile20xx での講演は10回を超え、他にもアメリカ、カナダ、デンマーク、イギリス、ブラジル、インド、ドイツ、韓国、中国、など各国でアジャイルの講演やワークショップを実践してきた。世界と日本をつなぎ、よりよい開発の現場をつくること、チームの力を会社のビジネスにつなげること、そしてエンジニアがいきいきと仕事ができる職場作りを手助けしたい。
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