2015 年 7 月 22 日の 19 時 30 分より、弊社東京支社である神田のコワーキングスペースにて合同勉強会が開催されました。
この技術交流会は、事業部長である木下( @fkino )がアニメイトラボの小芝さんと技術交流会の話になったときに「是非是非やりたいです!」と小芝さんからの熱い反応が返ってきたことから始まっています。その後、弊社の岩本( @flada_auxv )と吉田( @hrysd )がピクシブ様との調整を行い、実現しました。
テーマ
テーマは弊社が「受託愛」、ピクシブ様は「サービス愛」ということになりました。「自社サービスを手がける会社」と「受託開発の会社」の異なる視点から、良いところや不満を感じているところについて意見を交換しつつ知見を広げよう、という主旨でこのようなテーマを設けました。
現場の様子
発表は 5 分経過すると銅鑼を鳴らして問答無用で止めるライトニングトークス形式で、それぞれテーマとなっている “愛” を交互に語り合うターン制とし、発表者は Array#sample で決定しました。
やはり、ライトニングトークスといえば銅鑼(ドラ)ですよね。
会場には飲み物と軽食を用意して、飲食しながらライトニングトークスを楽しみました。
ハッシュタグは#pixiv_esm で、当日の tweet は http://togetter.com/li/851621 をご覧ください。
ライトニングトークス
当日のセットリストは下記のようになりました。
- @t-kunou 統計的品質管理の功罪
- shige ユーザー愛
- @koic 進撃の受託開発
- @__chocomelon Love Driven Development -愛のあるアプリ開発
- @mtsmfm 今のプロジェクトの話
- @catatsuy サービスを愛していると思っていたらサーバーを愛していた話
- @m_pixy 会社紹介
- @shin_semiya サービスを使うユーザーをモデリングしてみた(同人漫画家編)
- @haru01 過去にかかわった僕の好きなお仕事
- @edvakf エンジニアの幸せを考えてやってきたこと
- @kunitoo てさぐれ! 受託もの
- @tadsan ぴくしぶとたのしいPHP(仮題)
アンコール
- @bash0C7 シークレット
ピクシブ様の発表では、「業務を楽しむ」、「ユーザが楽しむ場を提供する」ための工夫や努力についての発表が多かった印象がありました。その実現のためにサービスを利用しているユーザが活動している未知の世界に実際に飛び込んでみた体験レポートや、自分たちの知らない世界を知るきっかけを会社がうまく仕組み化してサポートしているという発表を聴いて、大胆かつ効果的な取り組みをされているなと思いました。また、自分たちの扱っているものに対する「熱」が伝わってくるライトニングトークスは、聴いていてとても楽しかったです。
弊社のメンバーからもお客様からの信頼を貯めながら開発を楽しくやる、チームにスイッチが入る瞬間が気持ちイイなど、受託開発でのチーム開発における「楽しさ」、「楽しみ方」について言及がありました。初めは手探りなプロジェクトでも、お客様を巻き込んでより良い方向に舵をきって愛を育もうとする努力や工夫、受託開発の面白さについての話は良い話だなと思いました。発表からはプログラムだけでなく、「人」を相手にしているからこその難しさや面白さが伝わってくるものが多かったように思いました。
感想
自社サービス開発・受託開発でかたちは違えど、扱っているサービス・アプリ、所属する組織やプロジェクト、ユーザに対する想いが伝わってくるライトニングトークばかりでした。
ライトニングトークスが終わった後、懇親会としてそれぞれが自由に話をしたり、今の業務でのリアルな悩みをサービス運営と開発者の立場で話し合ってみたりと、ライトニングトークス以外でも実りのあるイベントでした。
普段の業務では、自社のやり方・現場のやり方のみに意識が向きがちですが、このように他社の方々と普段の仕事でどのような視点でものを見ているのか、どのようなやり方で問題に取り組んでいるのかを言い合える場があるというのは、個人にとっても会社にとってもよい刺激になるのではないでしょうか。
自社サービス開発と受託開発は別の世界だと考えるのではなく、それぞれのよいところ・問題と感じているところを共有して発展の助けにできればよいな、という当初の目的が達成されたよい合同勉強会でした。